建具燃焼実験に参加してきました
京町家の木製建具は伝統的な意匠の重要なポイントですが、現在の法律で防火性能を満たすためにはアルミサッシに変更せざるを得ない状況です。
京町家らしさを残しつつ、防火性能を確保できる木製建具ができないか?ということで、京都市と大学が協力して検証が行われています。
木製建具の燃焼実験は今回で4回目。どこまで材を薄くしても良いのか、どこで材を固定するのか、など毎回少しずつ形を変え、よりよい仕様になるよう実験を重ねているそうです。
いろいろと解決しないといけない問題もあるようですが、検証を終えた木製建具の完成が楽しみです。
(Staff)
完成→納品
先日、消防検査の終わった老人ホームの浴室に
機械浴槽が入りました。
早速、この次の日から運用が始まるので介護スタッフの皆さん
熱心に使い方を学んでいらっしゃいました。
今回、改修ゆえにスペース的には若干制約があったこともあり、
動線をあまり決めてかからないようにしていたため、数日後、
早速、手すりを増やしたいとご連絡がありました。
このあたりは、事前の打ち合わせを行っても
なかなか図面だけでは想定しきれないことも多く、
皆さんが入浴サポートをされる中で、利用者の方の動きを見て
必要だと判断した箇所に、あとから取り付けられるようにしておいたりします。
ただ、想定外のところに取り付けたいという場合もあったりするので、
その場合は下地のあるところに狙って取り付けることになります。
必要最低限で、必要な箇所にはきちんと補助できるものを
提供できるよう、まだまだ勉強が必要だなと感じました。
(staff)
消防検査終了
今日は、老人ホームの浴室改修の消防検査でした。
無事消防検査が終了したので、明日はここに浴槽が座ります。
利用者の方の介護レベルの変化にともない、
利用者とスタッフ、両者がともにより無理なく入浴時間をすごせるよう、
機械浴槽を導入することになり、設置スペースや導線なども含めて、
建物の改修を行いました。
国の政策や、高齢者の人口比率の状況など、
さまざまな要素が絡み合って、
老人福祉というと、ゆっくり・のんびり。をイメージしがちですが、
話を伺っていると、なかなかにめまぐるしいものだと感じさせられます。
現場の方には何をのんきな・・・と言われるかもしれませんが、
機械の力を借りることで、お風呂に入りながら、
窓からの景色を眺めて会話をできる余裕なんてのが
少し増えればなーと思いつつ・・。
(staff)